2020/06/05

オンライン・ミニピアノコンサート

ロックダウンは少しづつ緩和されて来たとはいえ、まだまだ継続されるようです。演奏に使う会場・教会も開く予定もありませんので、毎年夏に行っていた発表会の開催も難しいでしょう。

先日オンライン・ミニピアノコンサートを行いました。ロックダウン中に練習した曲を各自動画に撮って、コンサートという名目で一本の動画にまとめ、共有しようというものです。私達にとっても実験的なもので、肩肘張らず気軽な参加をお願いしましたところ、日本とイギリス、はじめたばかりの生徒から、中学生まで意外と多くの生徒に参加していただけました。

意外と大きな反響があり、何度も何度も動画を繰り返し見たという生徒もいれば、他の人の演奏を見て急に練習をするようになった生徒もいるそうです。人の演奏、それも手の届かないようなプロの演奏ではなくて、同じようなレベルの生徒同士の演奏を聞くことは大事なんだなと思わされました。

ロックダウンにならなければ、オンラインでコンサートのようなことも考えなかったでしょう。もちろんこのような形でのコンサートが実際の発表会に取って代わるということではないと思いますが、すくなくとも他の人と自分のやっていることを共有できるひとつの場にはなりそうですし、モチベーションを保つのによい刺激となったようです。また、なによりも結構楽しく、ロックダウン中の良い思い出になったのではないかと思います。今回はピアノだけでやってみましたが、他の楽器も巻き込んでまた近々やってみたいとおもいます。



オンライン・レッスン承っております— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室

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2020/04/25

ウクレレ・レッスンのお問い合わせが増えています

OTONOKI音楽教室では、ロックダウン以降、ウクレレレッスンのお問い合わせが増えています。このような自粛ムードの時期に・・と一見意外に思われるかもしれませんが、ロンドンのウクレレ専門店 Duke of Uke によると、ロックダウン以降オンライン販売に切り替えたにもかかわらず、楽器の需要は高まっていて、飛ぶように売れているそうですし(記事:Bored in Coronavirus Lockdown? Learn the ukulele!)、またBBCもロックダウンの中で、ウクレレとギターのセールスが増えている(記事:Coronavirus: Surge in guitar and ukelele sales as people try to fill their time)と伝えています。

以前のブログ記事で、音楽こそこのような状況で行うのに適しているという事をかきましたが、そのなかでもウクレレやギターのような楽器はとくに適しているのかもしれません。ウクレレやギターは手頃な値段で買えて、気構えなく手軽にはじめることができます。仮に挫折したとしても、失うものもほとんどありません。

また、先述の記事のなかでも触れられていますが、ウクレレ等は他楽器にくらべて、最初から優しく良い音を出しやすいため、家庭にやさしいという事情もあります。音量のある楽器や、そもそも音を出す事自体が困難な楽器などはちょっと大変かもしれません。家族の他のメンバーは外出できない中で、その四苦八苦する音を聞き続けなければいけませんので、音楽によって逆にイライラしてしまうということもありえます。

ウクレレの間口は広いにもかかわらず、その先の世界には限りがありません。より高度な音楽をしようと思えば、いくらでも練習を重ねてすすむことができます。またそれだけでなく、音楽を通じて、今までつながりのなかったあたらしいコミュニティにつながったり、所属することができます。

この機会にあなたもウクレレをはじめてみませんか?


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2020/04/18

オンラインレッスンをはじめようかと迷われている方へ

オンラインレッスンに関するお問い合わせが次第に増えてきております。先日ロックダウン期間のさらなる延長が発表されましたが、ロックダウンが解除されたとしても、元の状態に戻るにはしばらく時間がかかりそうですし、家で時間を持て余しているこの機会に、せっかくだからと楽器をはじめてみたいと思われる方が多くいらっしゃるようです。

実際に音楽は、このような状況下で行うのに非常に適したアクティヴィティだと思います。音楽・楽器を習得するには長い時間がかかるもの、暇で時間がありすぎて一体何をしたらいいのかわからない・・・なんてことはなくなります。実際私達自身、音楽をしているおかげで、良くも悪くも暇だと感じたことはありません。また、外出できずにストレスが溜まったり、暗いニュースを聞いて落ち込みそうな時にも、楽器を触ることでリラックスしたり、またポジティブな精神状態にもする事ができます。

うちの教室で教えている楽器、ピアノ・ウクレレ・ギターはすべて、他人と演奏することも勿論可能ですが、普段は一人で音楽的に完結することができる楽器ばかりです。他の人に伴奏してもらわなくても、ひとりで十分に楽しむことができます。ですので、今ひとりきりでいらっしゃるという方には特に最適だとおもいます。

ところで、レッスンを受けてみたいけれど、まだ楽器をお持ちでない方も多いと思います。中にはどのような楽器を買えばいいのだろう・・一体どうやって調べればよいかわからない、等と困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?対面レッスンとは違って、オンラインレッスンの場合では、まず楽器を手に入れないことには、体験レッスンさえもできないという事があります。

しかし大丈夫です、購入に迷われておられる方は、まずご相談ください。ピアノの場合、まだ楽器がなくいきなり大きな楽器を注文するのは・・という方は、とりあえず小さなキーボードや、鍵盤ハーモニカではじめても構いません。ギター、ウクレレ等の場合は、いつもおすすめしている初心者用の楽器は大体決まっておりますし、オンライン通販を使って、教材とともに問題なく買うことができます。メールにてご案内させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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2020/04/08

練習のし過ぎについて

ロックダウンになって時間ができたせいか、急に(!)熱心に練習をはじめた生徒がチラホラいらっしゃいます。オンライン・レッスンの中でも上達、練習の成果が感じられますし、それは大変喜ばしいことなのですが、しかし残念ながら、逆にやりすぎてしまって手や指の調子が悪い、あるいは痛めてしまったという方もいらしゃるようです。

今まで長時間の練習をしたことがない人はとくに気を付ける必要があります。短時間の練習では問題がでなくても、長時間の練習になると指を痛めることがあるからです。コンクールや試験の前に詰め込んで練習しすぎて手を壊すというのはよくある話です。練習をもっとしたい、楽器にもっと触れていたいという場合には、次の2点に気をつけましょう。

1. 弾き方を気にすること
一つ一つの動作に無理がないか十分チェックしながら練習してください。フォームが良くなくてもある程度弾けてしまうこともありますが、しかしそれは短時間であればともかく、長時間や長期に渡って行うのは危険です。まずはできるだけ負担の少ない弾き方の習得をめざしてください。

2. 休憩をとること
手や指に異変があれば無理せず、すぐに休んでください。練習内容によってはフォームの良し悪しにかかわらず、それ自体が大きな負担を伴うものもあり、やり過ぎないことが肝心です。もしもどうしてももっと弾きたいという場合は、インターバル(休憩時間)を置きながら練習してください。またその方が効率よく習得することができます。

手や体は大事にして楽しい音楽生活を送ってくださいね。


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2020/04/06

Otonoki Music School Online

新しくオンラインレッスンに関するウェブサイトを立ち上げました。OTONOKI音楽教室のレッスンを、オンラインを通してロンドンやイギリス国内だけでなく、日本やその他の国々からも受講していただけるようになります。

以前から、イギリス外に在住の方を中心にオンラインレッスンのご要望を頂いていたのですが、正直なところオンラインで音楽についてうまく伝えることは難しいと思いためらっておりました。しかし、イギリスも今回このようなロックダウン状態となり、教室の生徒たちとオンライン・レッスンを余儀なくされることとなりました。最初の頃はどうなることかと思いましたが、この数週間試行錯誤しながら行っているうちに、十分な可能性があると確信することとなりました。

イギリスで教室を開いて以来もう10年以上が経ち、日本人、英人だけでなく、様々な人種・国籍・年齢の生徒と数多く関わってきました。そこから得た経験や知識を生かして、少し違ったものや視点を提供できるのではないかと思います。

また、当然英語でのレッスンや、英語を取り入れたレッスン等ももちろん可能です。音楽も興味があるけれど、英語にも興味がある、いつかイギリスにも行ってみたい、イギリスの事を色々知りたい、などと考えている方にも最適だと思います。

この機会に私達と音楽をはじめてみませんか?ご興味のあるかたのお問い合わせ、お待ちしております。

詳細につきましては下記のサイトを御覧くださいませ。

Otonoki Music School Online (ピアノ・ギター・ウクレレ・セオリー)

2020/03/30

オンライン・レッスンをはじめてから

オンラインレッスンをはじめて2週間ほど、ロックダウンを受けて完全にレッスンをオンラインに移行してからは一週間ほどがたちました。最初はどうなることかと、私達自身手探りの状態でのスタートでしたが、レッスンを行う中で、すこしづつ経験を積み重ねてきています。

オンラインのレッスンでは必然的に対面レッスン時よりも、言語によるコミュニケーションの割合は増えました。これには最初とまどいましたが、逆にいかにいままで言語以外のコミュニケーションに頼っていたのかと思い知らされました。

ソフトやデバイス、通信環境によってコミュニケーションの手段に制限がある中で、どうしたら生徒にわかりやすく、効率よく伝えられるかということを模索しています。それによって逆にいままでのレッスンのやり方を見直す機会にもなり、まだまだ教える側としても学ぶことが多いと思っております。

また、オンライン上でのコミュニケーションは制限があるのは事実なのですが、逆にオンラインには別のコミュニケーションの仕方があり、今まで対面レッスンでは難しかったこと、できなかったことを実現するチャンスであるというふうにも捉えております。

対面レッスンからのシフトにご協力頂いている生徒には感謝の気持ちでいっぱいです。教える側というのは、とにかくこのようにレッスンを受けていただける生徒がいなければ経験も成長もないわけです。

それから、このような大変な時期だからこそ、オンライン・レッスンにて新たに音楽をはじめたいとお問い合わせをくださる方もいらっしゃいます。その人にとって、音楽がいかに大切であったかということがわかります。当教室はそのような人たちをこれからも応援していきたいと思います。

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オンラインレッスンでは集中できない・・?

イギリスは先週3月23日の月曜の夜に、ボリス・ジョンソン首相の声明があり、ロックダウン、外出の原則的な禁止となりました。当教室では少し前より、ご希望される生徒はオンラインレッスンを受けて頂いておりましたが、首相の声明を受け、当面の間はすべてのレッスンをオンラインにて行うことになりました。

はじめる前は、うちの子供はオンラインだと集中できるかわからず不安だ・・という声が多くありました。しかし実際はじめてみると、むしろ対面レッスン時よりも集中して行っている子供も多く見られ、私達も驚いています。対面のときはおしゃべりばかりしていた生徒も、なぜかオンラインだと神妙な顔持ちになっています。

オンラインだと、対面よりも得られる情報が限られるからかもしれません。機器から出る音声と小さな画面にコミュニケーションが限られますので、部屋の中に置いてるものが気になったりなど周囲に興味が分散することもほとんどありません。その他、オンラインでは言葉による指示やコミュニケーションが必然的に増えるため、さらに集中が要求されるということもあるかもしれません。

考えてみれば、普段からテレビやyoutubeなど好きな動画であれば、長時間集中して見続けられているわけで、パソコンだから集中できないということもないのかなと思います。

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2020/03/19

オンライン・レッスンをはじめました

オンライン・レッスンをはじめました。実は以前より、帰国される生徒等からもご希望も受けていたのですが、今回のコロナウイルス感染症の急速な拡大をきっかけにして、当教室でもこの度、オンライン・レッスンの導入に踏み切ることとなりました。

今週から既に、ご希望された生徒何人かと行っております。対面のレッスンとオンラインレッスンでは、教える方向性そのものや、ポイントは変わりませんが、双方の使用する機器による限界がありますので、教える手法は、対面のレッスンとは様々な点で調整・変更していかなければいけないようです。オンラインでは何ができるのか、あるいは何ができないのか、私達自身まだまだ手探りですすめている段階ですが、日々少しづつアップデートし、改善しております。

オンラインレッスンはインターネットに接続できる環境であれば可能ですので、お住いの地域に関係なく、ご希望の方はまずはお問い合わせください。オンラインレッスンをはじめるにあたって必要なものはパソコンやスマートフォン等のウェブカメラを伴った機器と、それを保持する台があれば更に便利でしょう。使用する通話アプリはお持ちの機器や環境によっても異なりますが、比較的音質の良いSkypeや、アップルの製品をお持ちの方はFacetimeがよいかもしれません。または既に多くの人が既に使用しているLine等でも可能です。詳しくは、まずお問い合わせくださいませ。

コンタクト・フォーム:http://otonoki.net/contact/

2020/03/16

コロナウイルス感染症への対策

コロナウイルス感染症が拡大しているようです。当教室では元々からインフルエンザ・風邪等の感染症に対しては気を使っており、レッスン前、レッスン後に消毒・除菌等を行っておりました。しかし今回の感染症の拡大に伴って、更に頻繁に、そして徹底して行っております。また教室に通われている皆様には、現在以下のようなことをお願いしております。

1.ご自身・同行のご家族が発熱や咳などの風邪症状がある場合、レッスンはご遠慮下さい(オンラインレッスンは可能です) 
2. レッスン受講前と終了後にはご家庭でも手洗い、うがいの徹底をお願いします。 
教室では鍵盤を触る前に必ず手洗いを行います。 
3. 咳、くしゃみのエチケット等、基本的な感染症対策を心がけてください。 
4. 生徒のみの入室(待合室での付き添いはしばらくの間ご遠慮お願い致します) 
5. 一人一人のトイレの後、除菌するだけの時間はとれませんので、ご自宅で済ませて来て下さい。緊急な時のみトイレをお使い下さい。

コロナウイルスの感染径路としては、主に飛沫感染と接触感染の2つがあると考えられています。マンツーマン形式のレッスンであるため、レッスン室においては飛沫感染の対策がとれるのですが、待合室は人が密集しやすく、空気もこもりやすいため、皆様にはお手数ながら教室外での待機をお願いしております。

接触感染については、ドアのノブや家具等は頻繁に消毒しているのですが、問題は楽器です。ギターやウクレレは個々人のモノをお持ちいただいているため、楽器を介した接触はおこらないのですが、ピアノは共用される楽器です。アルコールや次亜塩素酸等はコロナウイルスに対して特に有効だと考えられていますが、これらは楽器の素材に対してダメージが大きいため使えないため、それに準ずる薬品、塩化ベンザルコニウム等を使うことになります(尚楽器以外の教室の部位にはアルコール等を使用しています)。したがって対策としては、楽器に触れる前後の各自の手洗いをお願いしております。

2020/01/10

Music Picnic アンサンブルコンサート in 2019

12月に今回で7回目となるクリスマス(アンサンブル)・コンサートを行いました。毎年がらりと顔ぶれと、それに伴って音楽の様相も異なりますが、今年のハイライトはとてもレベルの高いバイオリン演奏、振り付け有りのみんなで踊って歌ったパプリカ、家族揃ってのトリオ演奏、ぎゅうぎゅう詰めのピアノ八手連弾等、今回もとてもバラエティに富んだプログラムを楽しむことができたかなと思っております。

プログラムは以下の通りです。

Part I:

  1. Old MacDonald had a Farm - Nursery Rhyme (P 連弾)
  2. Lesson in C - A. Diabelli (P)
  3. Ja-Da - B. Carleton (P)
  4. Little Game - G.P. Telemann (P)
  5. Holiday in Paris - W. Gillock (P)
  6. Black Film - M. Cornick  (P)
  7. My Favorite Things - R. Rodgers (P 連弾)
  8. Humoresque - A. Dvorak (2Vn, P)
  9. Romanian Folk Dances - B. Bartok (Vn, P)
  10. Buzz Buzz Buzz - German Folksong (5M)
  11. We Three Kings of Orient Are - Christmas Carol  (5M, P, 2Vn)
  12. Paprika - K. Yonezu (8Vo, Ca, Vn, M, P)

Part II:

  1. The Bells - L. Shur (P 六手連弾)
  2. Senbonzakura - P. Kurousa (P)
  3. Never again - Y. Kanno (P)
  4. Sleigh Ride - L. Anderson  (P 八手連弾, Ca, B)
  5. Love Shone Down - A. Piercy (Vn, P)
  6. Violin Concerto in A minor - J. B. Accolay (Vn, P)
  7. Three Duos no.1 Allegro Comodo - L.V. Beethoven (Vc, Fl)
  8. Op.35 No.22 (Moonlight) - F. Sor (2G)
  9. God Rest Ye Merry Gentleman - Christmas Carol (U, 4G)
  10. The First Noel - Christmas Carol (U, 4G)
  11. Canon - J. Pachelbel  (2Vn, G)
  12. Jingle Bells - J. L. Pierpont (7M, P)
B=Bell, M=Melodica, P=Piano, G=Guitar, Vn=Violin, Vc=Violoncello, Vo=Voice, U=Ukulele, Ca=Cajon, Fl=Flute