2016/03/11

ウクレレのレパートリー

ウクレレにはどうしても、その起源であるハワイや、漠然とした南国のイメージが伴いがちのようです。体験レッスンでは「ウクレレだと、やはりハワイアンを弾かなければいけないのでしょうか…?」という質問をいただくことがありますが、そんなことはありません。こんにち、ギターがスペインのレパートリーに縛られていないように、ウクレレもハワイアンに縛られず、楽器の持つポテンシャルに従って、様々なレパートリーやスタイルに手をのばすのが良いのではないでしょうか?

さて、そのようなウクレレのレパートリーの可能性はまだまだ未知数であり、さらに探求される余地があると思っています。私自身も実際に、ウクレレでどのような物が弾けるのだろうかと、様々な曲を編曲したり作曲したりしながら、日々試行錯誤しています。最近行った編曲の中には、バロックギターの曲、ブルガリアのダンス、アゼルバイジャンの民謡、日本の歌謡曲、クラシックなど、実際に手をつけてみる度に、思った以上に様々なスタイルやジャンルの音楽をウクレレで演奏可能であることに気づきます。そしてウクレレには、ギター等とは違った、独特の音の配置や重ね方の可能性があり、非常に興味深いです。

ウクレレを学んでいる方には、それぞれが興味を持っている音楽にどんどん挑戦できるようになって頂ければと思います。そして私達もまだしらない音楽を持ってきてくれる、そんな方が現れると嬉しいです。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

0 件のコメント:

コメントを投稿