2015/08/29

ギターの種類

ギターは、大変種類の多い楽器です。ギターをはじめてみたいと思う方でも、まずどの楽器を買っていいのかと、途方に暮れる方もいらっしゃるかもしれませんね。今回はそういう方を対称に、ギターの種類について説明してみます。

・エレクトリックギター&アコースティックギター

まず、ギターはエレクトリックギターとアコースティックギターに大きく分けることが出来ます。エレクトリックギターは音を電気的に増幅することを前提に設計されたギターです。従って、音をだすためにはアンプを必要とします。逆にアコースティックギターは外部に、そのような特別な増幅装置を必要としません。生音をだす、「生ギター」と呼ばれることがあります。特にバンド等に加入する予定もなく、ギターを一本だけ、という場合は、気軽に弾けるアコースティックギターが良いかもしれませんね。


(エレクトリック・ギター)


・クラシック・ギター&フォーク・ギター

アコースティックギターはさらに、クラシック・ギターとフォーク・ギターに分けることができます。これらの楽器の大きな違いは、まず弦に使用されている素材です。素材の違いによって音色が大きく異なります。クラシックギターはナイロン弦が使われ、やわらかな音色が出るのに対し、フォークギターではスチール弦が使われ、きらびやかな音色がします。

(クラシック・ギター)

クラシック・ギターとフォーク・ギターでは、演奏できるレパートリーに違いはあるのでしょうか?両者ともに、お互いのレパートリーはある程度カバーすることができます。ただし、演奏性や奏法等に多少の違いがあります。クラシックギターはネックが太く弦間を広めにとってあり、右手は指で弾くのに向いています。特にクラシックの独奏曲等、複数のパートを一人で演奏するようなスタイルでは、コチラのほうが良いでしょう。逆にフォークギターの弦間は一般的に狭いものが多く、特にそのような機種はピックを使ったコード伴奏や単旋律などにむいているかもしれません。

(フォーク・ギター)

以上、大雑把な説明です。その他、詳しくはレッスン時などにお尋ねください。

補足:フォークギターの事をエレキギターに比較してアコースティックギターと呼ぶことがあります。クラシックギターも他にガット・ギターやスパニッシュギターと呼ばれることがあります。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

2015/08/03

アフガニスタン産の絨毯

 OTONOKI音楽教室のある北ロンドン、ノースフィンチリーにはアフガニスタンの方が経営されている絨毯屋があります。色とりどりの絨毯がところ狭しと並ぶお店、今までは、隅に置かれた小物等をちらりとながめるのに、時々寄っていましたが、先日ついに!念願のアフガン産の絨毯をレッスン室用に購入いたしました。今週からはすこし違った雰囲気の中で、レッスンを楽しんで頂けます♪


 このような絨毯は工場生産とは違い、一枚一枚手作りなので、一枚として同じものがありません。だから、ぶらりと入ったお店で一枚の絨毯に出会うのは一期一会、とても貴重なことなのです。偶然にちかいたくさんのきっかけが重なって、人の手を渡り、そこにやって来たのでしょう。人に出会うのもきっとそれと同じ、教室に来てくださるひとりひとりとの出会いを大切にしたいものです。

*横たわっている楽器はイランのドタール